かるあ学習帳

ゲーム/アニメ/特撮/文学/哲学の話をしよう

ノベルゲーム

『沙耶の唄』病院ENDの考察

今回は、ニトロプラスのノベルゲーム『沙耶の唄』の「病院END」を考察します。『沙耶の唄』には3種類の結末がありますが、私は「病院END」が一番好きですね。補説として、小説版『沙耶の唄』の考察も添えます。 『沙耶の唄』 シナリオ:虚淵玄 原画:中央東…

『沙耶の唄』開花ENDの考察

今回は、ニトロプラスのノベルゲーム『沙耶の唄』の「開花END」を考察します。 『沙耶の唄』 シナリオ:虚淵玄 原画:中央東口 (C)ニトロプラス 2003年12月26日発売 (ここから先には、「開花END」のネタバレが含まれています)

『沙耶の唄』耕司ENDの考察

ニトロプラスのノベルゲーム『沙耶の唄』には、「開花END」「耕司END」「病院END」と呼ばれる3つの結末が用意されています。今回は、「耕司END」を考察します。 『沙耶の唄』 シナリオ:虚淵玄 原画:中央東口 (C)ニトロプラス 2003年12月26日発売 耕司の人…

『沙耶の唄』の考察~全体構造編~

今回から、虚淵玄さんがシナリオを担当した美少女ゲーム『沙耶の唄』を考察します。虚淵さんは、2010年代前半のアニメ史上で非常に素晴らしい仕事をした脚本家ですよね。『魔法少女まどか☆マギカ』『PSYCHO-PASS』など、アニメ界を席巻する名作を続々生み出…

『青い空のカミュ』批評・感想・考察まとめ~青カミュ研究序説~

私は今年の2月から、美少女ゲーム『青い空のカミュ』と「不条理」をテーマにした記事をこのブログに書いてきました。今回は、その一連の記事のまとめです。ついでに読書案内も載せておきました。我ながらたくさん記事を書いたなと思いますが、私の実力不足の…

『青い空のカミュ』「銀河鉄道の夜」「よだかの星」批評~不条理の反転光学~

今回は、『青い空のカミュ』批評の最終回です。「私たちにとっては不条理で意味不明な出来事も、私たちよりも高次元な何かにとっては意味のある出来事なのかもしれない」というお話をさせていただきます。『青い空のカミュ』の作中で言及された「銀河鉄道の…

『青い空のカミュ』批評~「綺麗なもの」と「傷だらけなもの」は両立する~

今回は、『青い空のカミュ』製品版の結末を考察します。『青い空のカミュ』の考察は、おそらく次回で最後になると思います。皆さん、よければもう少しだけおつきあいくださいw 結論から先に言うと、「人の心は傷だらけになっても純粋を保つことができる」と…

『青い空のカミュ』体験版批評~「脱構築」されたものは何か?~

今回は、『青い空のカミュ』体験版の結末を批評します。『青い空のカミュ』製品版とサルトルの『嘔吐』を併読した感想はボツにしました(苦笑)。代わりに、『青い空のカミュ』体験版と脱構築の思想にまつわる私見を述べさせていただきます。私はフランス現…

「よだかの星」と『青い空のカミュ』を読む~物語の必然性について~

今回は、『青い空のカミュ』のシナリオを読んで私が共感できなかった点を書いてみます。けっこう批判的なことを書いたので、返ってくる反響がちょっと怖いです(苦笑)。シナリオを自分なりにしっかりと読んで思いついたことなので、頭ごなしの批判にはなっ…

『青い空のカミュ』批評~うまくいかなくても幸せになれる~

今回は、『青い空のカミュ』製品版の作中で語られる「幸福」について考察します。 『青い空のカミュ』 シナリオ・原画:〆鯖コハダ (C)KAI 2019年3月29日発売 人々は幸運を求める 『青い空のカミュ』の主人公・燐と蛍は、不気味に変容した小平口町に閉じこめ…

『青い空のカミュ』感想~プレイ時間とか読み心地とかについて語る~

今回は、3月29日に発売された美少女ゲーム『青い空のカミュ』をプレイした感想をネタバレなしで書きます。これからこのゲームの購入を検討される方のために、購入の判断材料になりそうな情報を多めに書いてみようと思います。シナリオの詳しい考察は来週以降…

【考察】エロゲーの主人公にはなぜ「目」がないのか?

今回は、エロゲーの主人公にはなぜ「目」がないのかを考察しますw いや、目がないと言いきってしまうのはよくないかもしれませんね。 作品によっては、主人公にちゃんと目がある作品もありますからね。 それにしても、エロゲーの主人公は、エロくないゲーム…

『青い空のカミュ』体験版と『ペスト』を読む~他人を大切にし続けるのは難しい~

今回は、『青い空のカミュ』体験版とカミュの小説『ペスト』の関係を考察します。『青い空のカミュ』体験版と『ペスト』を未読の方にもお分かりいただけるように書いたつもりですので、何かの参考になれば幸いですw 『青い空のカミュ』体験版 シナリオ・原画…

『青い空のカミュ』体験版レビュー~世界は優しく無関心なのだろうか?~

今回は、3月29日に発売予定の18禁美少女ゲーム(芸術性が高くてエロ重視じゃない作品だったから、特にこの作品は個人的にエロゲーと呼びたくない)『青い空のカミュ』体験版のレビューをします。『青い空のカミュ』体験版とアルベール・カミュの小説の関係を…

ゲーム版/小説版『沙耶の唄』の考察

『沙耶の唄』 文:大槻涼樹・虚淵玄 イラスト:中央東口 (C)ニトロプラス 星海社 2018年発行 私は小説版『沙耶の唄』を読み、『沙耶の唄』は考察するに値する傑作だと確信した。ついでに昔プレイ済みのゲーム版『沙耶の唄』を久しぶりに再起動し、『沙耶の唄…

【エロゲー】『いたずラブ』批評~私立さくらんぼ小学校論・後編~

今回私が批評する作品は、私立さくらんぼ小学校の『いたずラブ』である。私立さくらんぼ小学校のライター・苦魔鬼轟丸は、非常に作家性の強い書き手である。前回の「前編」と併せて、苦魔鬼轟丸の豊穣な作家性が少しでも皆様に伝われば幸いである。 『いたず…

【エロゲー】『少女と世界とお菓子の剣~Route of ICHIGO 1~』批評~私立さくらんぼ小学校論・前編~

今回は、私が今までにプレイしたエロゲーの中で個人的に一番面白かった作品である『少女と世界とお菓子の剣~Route of ICHIGO 1~』の批評を試みる。 『少女と世界とお菓子の剣~Route of ICHIGO 1~』 シナリオ:苦魔鬼轟丸 原画:みそおでん (C)私立さくら…