かるあ学習帳

この学習帳は永遠に未完成です

今年の抱負~「連撃のブログ」から「一撃のブログ」へ~

あけましておめでとうございます。

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今年の私の抱負は、「ブログの更新頻度を減らし、代わりに記事の質を向上させる」というものだ。クオリティにムラがある記事を連発するのではなく、良質な記事を一発また一発と確実に撃ち込んでいこうと思っている。即ち、「量から質へ」「連撃から一撃へ」の転換である。
 

「連撃のブログ」から

私は2019年から、2000~3000字程度の記事を週に1回くらいのペースでブログに投稿してきた。質と字数が大学生のレポート程度の記事を、オラオラオラオラと連撃するブログライフが長いこと続いていた。
 

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デカルトは『方法序説』で、「難問は分割せよ」と説いている。難しい問題に真正面からぶつかり、一気に解決しようとするのはしんどい。そこで、難しい問題は可能な限り小さな単位に分割して検討していくとよい。私はデカルトの分割の規則に従い、難解な創作物は複数の記事に分けて論じることにしていた。そのため私の記事は、「シリーズ」「連載」形式になりがちだった。
 
記事を分割して頻繁に載せていると、当然だがブログの更新頻度が上がる。そのため、ブログの読者様から「ここの管理人はやる気があるな」と思われやすくなるだろう。そして、自分の好きなことについて連載を重ねていると、「同好の士」が集まりやすくもなると思う。「シリーズ」「連載」に限らず記事を連撃するのは、自分のブログを伸ばしたい初心者にはおすすめの方法だと私は考えている。
 
ただし、同じ題材について何度もシリーズで連載するという書き方はぶっちゃけ美しさに欠ける節があり、この書き方を好まない読者層が存在するらしい。私は数年前、「○○(作品名)についてのたくさんの考察を読ませて頂き、ありがとうございます」というコメントを貰ったことがある。このコメントは表向きでは私の連載に感謝しているようだが、私が同じテーマについて執拗に書いていることを遠回しに非難しているように思えた。言いたい事があるならもっとスッキリとまとめろよ、ボケが!」と言う、心の声が聞こえてくるかのようだった。
 
クオリティにムラがあっても記事を執拗に連発する「連撃の型」には、魅力的なメリットがある。まず、難しい話題を論じやすくなる。そして、初心者が集客を謀るのに向いた書き方だと言えるだろう。でも、「質より量」で記事を連打するのは、いまいち美しくない。オラオラオラオラと殴りまくるように書くのは、気合いは感じるけど荒っぽく思われかねないのだ。いつか実績が積み重なったら、このオラオラスタイルを卒業しようと私はずっと考えていた。
 

「一撃のブログ」へ

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昨年は、このブログにとって飛躍の年であった。長年続けてきたポケモン映画の考察が一応完結し、ポケモン映画の歴史を総括したらブックマーク数が私のブログにしては異常な程伸びた。皆様からの支持と幸運が積み重なり、私が書いたポケモン映画の歴史の記事ははてなブックマークのトップページに3日ぐらい載った。マジで嬉しかった。そして12月にはブログの読者数が200名様に達し、このブログもかなり地位が固まってきたなあと思った。
 
そこで今年は更なる飛躍を謀るため、記事の書き方を「一撃の型」に変更する。これから小説やアニメなどの作品を語る時は、作品の「本質」や「核心」をできるだけ一発の記事で論じるよう努めたい。作品を鑑賞していて「あーここ、核心から外れてるな」と感じられる箇所については、贅肉のように極力切り捨てていきたいと思っている。「一撃の型」でブログを書くことにより、記事の内容に無駄が無くなり、文章が明晰になるだろうと私は期待する。
 
また、「今回の記事の内容は我ながら自信が無い」「この記事は低評価されるかもしれない」と思った時は、その記事を公開しない事にしたい。ブロガーなら共感してくれると思うのだが、ブログを書いていると「今回の記事、いまいち面白くないなあ…」と自分で感じられる時がけっこうある。そういう時、「我ながらつまらない記事」を公表するかどうかの決断に迫られる訳だが、これからの私は「公表しない」の一択で行く事にする。なぜなら、私の経験則では「我ながらつまらない記事」を公表すると、案の定低評価や怒られが発生することが多かったからだ。
 
今年から、「核心から外れてそうな記事」「我ながらつまらない記事」を極力切り捨てる決断をする。この決断により、ブログの更新頻度がおそらくけっこう減ると思う。ブログの更新頻度を減らす代わりに、私は勉強やコンテンツ消費などのインプットに時間を使っていきたい。インプットに時間をかけることにより、たまに書く記事のクオリティが更に向上するはずだ。そして質の悪そうな記事を投稿しなければ、ブログに良質そうな記事だけが掲載されるようになり、ブログの見映えも良くなるだろう。「面白い事を書く」のに加えて「つまらない事を書かない」を意識していきたい。
 
ブログの書き方に絶対的な正解はおそらく無い。「連撃の型」でブログを書くのは立派な戦略であり、この書き方でブログを伸ばすのも理に叶っていると思う。しかしこれからの私は「一撃の型」でブログを書き、一層面白いと思われる事を書いていきたいと思う。ただし、論じる問題があまりにも難しい時や、論点が多すぎる作品に対峙した時などは、「連撃の型」で書く事を許してくれ。とりあえず、今の私の熱意が少しでも伝わったなら、今回は満足だよ。
 
註:もしかしたらこの記事を読んで自分の文章の書き方を否定された気分になった方がおられるかもしれません。念のために言っておくと、この記事には他人の文章の書き方を否定する意図は無く、ただ単に私個人の反省と決意表明のつもりで書きました。私は書きたいように書きますし、皆さんそれぞれの書き方も最大限尊重します。