かるあ学習帳

この学習帳は永遠に未完成です

人形の頭髪と材質を語る男。

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私は今年の1月、人形を買いました。
この人形の名前は無為美(むいみ)ちゃんと言います。
命名したのは私)
今回は人形のウィッグと材質について書いてみようと思います。

 

人形の頭髪を語る

無為美ちゃんの素体は中国のXAGADOLL社製ですが、衣装は韓国のDREAMING DOLL社製、ウィッグは同じく韓国のHannasu(はんなす)社製です。
海外産の球体関節人形は、素体・衣装・ウィッグがそれぞれ別売なことが多いんだよなー。
ちなみにHannasuは「ドールウィッグ専門」メーカーで、人形の素体じゃなくてウィッグの製造に特化した会社なんです。
Hannasuの公式サイトでは、ウィッグの他にも人形用の小物が売られてるね。
世の中には人形の素体を作らず専ら付属品を作り続けて収益を上げてる会社があるんやで、世界は広いねえw
 

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(C)Hannasu

より具体的な話をすると、無為美ちゃんのウィッグの型番はHW-1035」(9~10inch)-DeepBlackです。
サンプル画像を見た感じだとウェーブのかかった長髪が無為美ちゃんに似合っていると思いましたし、黒髪は落ち着いた衣装にマッチしてそうだった。
で、お取り寄せした結果、このウィッグはそこそこ良い買い物だったのではないかと思います
ただね、このウィッグ、人形初心者の私には取り扱いがかなり難しい代物でした(苦笑)
 

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苦肉の策で髪の毛を束ねてみた
まず、頭髪にウェーブがかかっているから、髪の毛がこんがらがりやすいんです。
妙に長い毛が前髪に絡まったり、人形を構っているうちに髪型がボサボサになりやすかったりします
拙者、無為美ちゃんの髪型をいじりすぎて、今では初期購入時とはだいぶ違った髪型になってしまいました(汗)
長髪は短髪よりも形状を整えるのに手間がかかりますし、複雑な髪型のウィッグはますます保持が難しくなります。
人形初心者は、短髪で単調なウィッグを購入して様子を見た方がいいかもしれないねえ。
 

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次に、ウィッグの大きさが無為美ちゃんの頭よりも若干大きめでして、その弊害で無為美ちゃんの耳が頭髪で隠れにくくなってる(意味わかるよね?)。
ウィッグのサンプル画像に載ってる人形は無為美ちゃんと比べてかなりの幼児体型で、顔もぽっちゃりして見えます。
このウィッグは、童顔の人形に向けて作られた代物っぽい感じがする。
ウィッグのサイズは9-10インチで無為美ちゃんの規格に一応合ってるんだけど、9インチよりも10インチに寄せて作られてそうなんだわ…。
こういう使用感はウィッグを買ってからじゃないとわからない点が多いから、色々難しいね。
 
ついでに、私の安月給を払って無為美ちゃんのために麦わら帽子を買ってあげました~。
この帽子は無為美ちゃんにとてもよく似合ってると思いますが、どんなもんでしょう。

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人形の材質を語る

無為美ちゃんは「キャストドール」と言いまして、型に合成樹脂を流して造られた人形です。
キャストドールは10年くらいすると肌の色が経年劣化で黄色くなるそうで、この現象を人形界隈では「黄変」と呼びます。
今は色白な無為美ちゃんですが、人形も人間と同じように老化は避けられないのです…orz
無為美ちゃんが綺麗なうちに写真をたくさん撮りたいですし、たとえ老化しても自分の嫁ですので大切にしていきたいなと思います。
もしかしたら無為美ちゃんのことをビスクドールだと思っている人がいるかもしれませんが、ビスクドールは陶器製の人形を指すので、無為美ちゃんはビスクドールじゃないにょ~ん。
19世紀ヨーロッパではビスクドールが広く愛好されたようですが、現代ではキャストドールのほうが球体関節人形の主流なんやで。
 
ちなみに他にも「ソフビドール」っていう種族があって、ソフビドールはリアルよりも萌えフィギュア寄りの造形が多いと思います。
ソフビドールは色移りしやすいという欠点があって、黒っぽい服やウィッグを長時間装着すると肌にシミが付きやすいという説がある。
ついでにリカちゃん人形の材質を調べてみたら、リカちゃん人形の手足はポリ塩化ビニル・胸部はABS樹脂・頭髪はポリ塩化ビニリデンでできているらしい。
一見すると高級人形よりも適当に造られてそうな(オイ)リカちゃん人形ですが、複数のものつくりの融合によって成立している代物なんだね~(笑)
 
そういえば先月まで、『その着せ替え人形(ビスク・ドール)は恋をする』っていうアニメが放送されてたじゃん?
着せ替え人形を保有している手前、私はこのアニメを全話観たんですが、着せ替え人形に「ビスクドールってルビが振られてる題名がちょっと気になったね。
繰り返しになるけど、現代の球体関節人形の主流はキャストドール(またはソフビドール)だし、リカちゃん人形とかもビスクドールではない。
ビスクドールは確かに格上の高級品であり、自分の彼女をビスクドールと呼ぶのには褒め言葉のようなニュアンスがあるとは思いますが、今時の着せ替え人形の主流はビスクドールじゃないと俺は思うよなあ。
 
『着せ恋』雛人形の職人である五条くんとコスプレイヤーのまりんちゃんの恋愛を描いた作品で、伝統的な雛人形と現代的なコスプレが対比的に同居してるんだよな~。
でも私としては、「雛人形とコスプレ」の関係よりも「球体関節人形とコスプレ」の関係が気になりますね。
球体関節人形はメイクをしたり・ウィッグを交換したり・衣装を作成したりする楽しさがあるから、コスプレと非常に親和性が高い趣味だと思います。
同じ人形でも、雛人形はコスプレと対照的な側面があって、球体関節人形はコスプレと良く混ざると思う。
球体関節人形とコスプレの融合」を追求した『着せ恋外伝』みたいな漫画があったら読んでみたいかなあ。