2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧
『ゼロ年代の想像力』 宇野常寛 ハヤカワ文庫 2011年初版発行 ・単なる「趣味語り」に留まらない現代社会論 今回は『ゼロ年代の想像力』とかいう本の書評をします。『ゼロ年代の想像力』は、批評家・宇野常寛のデビュー作です。『ゼロ年代の想像力』という物…
私たちの身の周りにはフィクションが溢れている。本稿では、フィクションとは大雑把に虚構や創作物を指す。本屋に足を運べば、小説や漫画が多数販売されている。毎日夥しい数のドラマやアニメがテレビで放送され、インターネットで配信されている。フィクシ…
大昔の美少女ゲーム『フロレアール~すきすきだいすき~』(以下『フロレアール』)の主人公・ジャンは、言語ゲームについて語っています。ジャンによれば、貨幣経済や民主主義や自然科学やカトリシズムのような価値観は全て「言語ゲーム」だという。 ……貨幣…
今回から、知る人ぞ知る美少女ゲーム『フロレアール~すきすきだいすき~』(以下『フロレアール』)を考察します。『フロレアール』は1999年に発売された古代の美少女ゲームで、パッケージ版を現在入手するのは困難です。しかし、この作品はDMM GAMESを利用…