かるあ学習帳

この学習帳は永遠に未完成です

2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

『SWAN SONG』考察~キャラ配置編~

今回から、18禁ノベルゲーム『SWAN SONG』を考察します。業界最高峰のシナリオライター・瀬戸口廉也の代表作であり、ゼロ年代ノベルゲームの金字塔である『SWAN SONG』。 『SWAN SONG』 シナリオ:瀬戸口廉也 原画:川原誠 (C)2005 SWAN SONG製作委員会 2005…

『仮面ライダーゼロワン』第1話と『言葉の魂の哲学』~言語と体験について~

今回は古田徹也著『言葉の魂の哲学』を参照しながら、『仮面ライダーゼロワン』第1話を考察します。『仮面ライダーゼロワン』第1話を、「言語」と「体験」という観点から語ってみようと思います。 『仮面ライダーゼロワン』第1話では、売れないお笑い芸人の…

『ポケモンレンジャーと蒼海の王子マナフィ』批評~水と母性の物語~

今回は、ポケモン映画第9作『ポケモンレンジャーと蒼海の王子マナフィ』(以下『マナフィ』)をレビューします。ちょっとしたレビューですので、気軽におつきあいください。 『ポケモンレンジャーと蒼海の王子マナフィ』 監督:湯山邦彦 脚本:園田英樹 (C)…

『ミュウと波導の勇者ルカリオ』批評~厨二、人情、歴史~

今回は、ポケモン映画第8作『ミュウと波導の勇者ルカリオ』(以下『ルカリオ』)を批評する。 『ミュウと波導の勇者ルカリオ』 監督:湯山邦彦 脚本:園田英樹 (C)ピカチュウプロジェクト 2005年7月16日公開 おすすめ度:★★★★☆(少年漫画のような熱さ。男の…

【ヲタクの殴り書き】僕の考えた「テン年代批評」。

最近、Twitterで興味深いツイートを見付けたので引用する。 『ゼロ年代の想像力』で新たなパラダイムを提示した宇野氏がその後10年代のアニメの話よりも宮崎・富野・押井のを扱う作家論(『母性のディストピア』)に向かったことが象徴的だが、僕らは2010年代…