唐突ですが、今回はニンテンドー3DSのゲームソフト『 スーパーストリートファイターIV 3D EDITION』をレビューします。 なぜいきなりこんな昔のゲームをレビューするかというと、 このゲームは私が初めて3DSでプレイしたゲームなので、 思い入れを語りたくなったからです!!(爆笑)
『スーパーストリートファイターIV 3D EDITION』
(C)CAPCOM
2011年2月26日発売
おすすめ度:★★★★☆( 操作性とゲームバランスが良ければ満点だった)
色んな意味でストリートファイターを極めたくなる!
このゲームは、 その名の通りスーパーストリートファイター4の3DS版です。 操作できるキャラは公式サイトに載っている35人だけです。 残念ながら、 殺意の波動に目覚めたリュウなどの隠れキャラは一切登場しません 。このゲームは、 色んな意味でストリートファイターを極めたくなるゲームだと思い ました。
このように一部のコンボが異常に出しにくい一方、
eスポーツに一石を投じる
そういえば最近、ストリートファイターなどのゲームが「 eスポーツ」として認められるようになってきましたね。 ウメハラさんやときどさんのようなプロゲーマーが、 テレビなどでよく取材されるようにもなったなと感じます。 一昔前は「子供のための暇潰し」のように思われていたゲームが、 「スポーツとして認められる競技」 になりはじめたことは喜ばしいことだと思います。
しかし、ゲームがスポーツとして認められたり、 ゲーマーが職業として認められたりすることには、 少しネガティブな意味合いもあると私は思います。 最近のストリートファイターやポケモンなどのゲームは、 オンライン対戦が定着して競争が世界レベルで激化していますし、 私が子供のころよりも駆け引きがずっと複雑になったと感じます。 ゲームのスポーツ化はゲームが競技として成り立つくらい本格的な 競争になったことを意味しているし、 ゲーマーのプロ化はゲームが高度に専門的な技術を要求するものに なったことを意味してもいると思います。
絵を上手に描くためには高度な技術が要るからプロの絵師 が仕事として認められるし、 バスケを上手にプレーするためには高度な技術が要るから プロのバスケットボール選手が仕事として認められる。 それと同じように、 プロのゲーマーが仕事として認められるくらい、 今どきのゲームは高度で複雑なものになってきたんだと思います。 しかし、 3DSのスト4では本来複雑な操作をしないと出せないはずの必殺 技がタッチ一発で出せるので、 格ゲーオンチでも気軽にウメハラの大逆転劇みたいな気分を味わえ ます。
多くの格ゲーが「プロの競技」になりつつある今だからこそ、 私のようなエンジョイ勢やド素人でも置いてきぼりにならずに楽し める格ゲーの需要があるんじゃないかな。 もしも操作性とゲームバランスが3DS向けに調整されていたら、 3DSのスト4は万人が楽しめる理想の格ゲーになっていたと思い ます。そういう意味で惜しい作品でした。
追伸:今のストリートファイター最新作はスト5だからスト4は一昔前の作品であることや、超必殺技で大逆転できる楽しさはKOFみたいな他の格ゲーにもあるからストリートファイターに限った話ではないことには、触れない方向でオナシャス。話が拡散して文章が長くなるから。