かるあ学習帳

ゲーム/アニメ/特撮/文学/哲学の話をしよう

『青い空のカミュ』感想~プレイ時間とか読み心地とかについて語る~

今回は、3月29日に発売された美少女ゲーム『青い空のカミュをプレイした感想をネタバレなしで書きます。これからこのゲームの購入を検討される方のために、購入の判断材料になりそうな情報を多めに書いてみようと思います。シナリオの詳しい考察は来週以降に書くつもりです。
 

f:id:amaikahlua:20190401073931p:plain

『青い空のカミュ

シナリオ・原画:〆鯖コハダ
(C)KAI
2019年3月29日発売
おすすめ度:★★★★☆(シナリオが短かったが、とても丁寧に作り込まれた良作)
 
まず、このゲームのプレイ時間について書きます。私はこのゲームを半日でフルコンプしてしまいました(笑)。このゲームは税抜きで定価8800円する、いわゆるフルプライスのエロゲーです。ですが、フルコンプするまでにかかるプレイ時間は『沙耶の唄と同じくらい短かったですw
 
次に、このゲームの作風について書きます。このゲームのシナリオは、文学や哲学、量子力学などの学問の知見によって支えられています。ライトノベルやエンタメが好きで、純文学や学術書を読むのは嫌い!という方には、このゲームは正直あまりおすすめできないかもしれません。私の場合、事前にカミュ宮沢賢治などの著作に目を通しておいたことが幸いして、最後まで楽しんでシナリオを読めたかなという気になっています。予備知識なしでも一応読める文章ではありますが、文章をよく考えながら読まないと置いてきぼりを食う恐れがあります。
 
さらに、エンディングとHシーンについて書きます。このゲームのシナリオは燐と蛍の友情を描いた一本道だといってよいです。途中で選択肢が出てきますが、選択肢を間違えたら燐と蛍が化け物に犯されて即ゲームオーバーです。正しい選択肢を選んだら、シナリオが唯一の正解といえるエンディングに向かって進行します。ヒロインごとの個別ルートとか、ノーマルエンドを見た後で出現する真のエンディングとかは全くありませんでした。Hシーンのほぼ全ては女が凌辱されるシーンで、愛のある性交も全くありませんでした(燐と蛍がプールに入るシーンは、愛のある性行為の象徴だと解釈できるとは思いますが)。
 
最後に言わせてもらいますが、このゲームを作った〆鯖コハダさんは才能に恵まれまくりのハイスペック超人だなと思いました。このゲームのシナリオを読んでいるとコハダさんが相当なインテリであることがよくわかりますし、コハダさんの描く絵は非常に美しいと感じました。ネットの情報によると、コハダさんはキャラクターの絵だけでなく一部の背景も描いているそうです。このゲームの企画をなさったのもコハダさんですし、コハダさんは音楽や料理にも精通しておられるようです。コハダさんすごすぎだろwww
 
おそらく、このゲームをプレイして値段のわりにシナリオが短すぎだろ!!!」と怒りたくなった方がいらっしゃるかと思います。正直、私はこの値段なら少なくともあと2倍くらいは話を長くしてほしかったなと思っています。でも、私はコハダさんを責めることができません。なぜなら、これ以上シナリオが長くなったらコハダさんにかかる負担が超絶に重くなってしまうと思うからです。『青い空のカミュの制作体制では大作を作るのがしんどそうだし、今後これと同じような作風の作品を作り続けるのも相当キツくないか?とお節介ながら思いました。
 
次回からは、このゲームのシナリオを詳しく考察していきます。実のことを言うと、私は今軽く頭を抱えています。なぜなら、私が発売前にこのブログに書いた体験版の考察が、(自分で言うとイキっているように思われそうですごく嫌なのですが)このゲームの核心部分に触れまくっていたからです。正直、↓この2つの考察を読んでいただくだけで製品版の要点もけっこうわかってしまうんじゃないかなと思いますwこの状況から新しいことを言うのはちょっと大変ですね(苦笑)。
 
 
今のところ、『青い空のカミュ』とカミュ宮沢賢治デリダの関係について考察する計画を立てています。今月はおそらく、『青い空のカミュを批評してるだけで終わりそうです。では、今月もよろしく~ノシ